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Takahashi Daria
2021
本屋で喫茶が併設しているところなど2つの業態が一体になった店舗が最近一般的になってきているが、この店舗もそうした2つの業態が一体となった店舗である。
近隣市町村にも支店を持つ花と園芸の店舗の本店の移転改修工事であり、元々駅前商店街の1店舗であったが売場や駐車場面積が手狭になったこと、新規事業として喫茶販売を行うことで客層を広げたい店舗側の考えもあり、国道沿いの駐車場が広く取れる場所への移転計画となりその内外装の改修工事を設計した。
移転先には元々立ち食い蕎麦屋である築15年程の既存建物があったが花屋としての売場の必要面積を満たさない為、建築物ではないビニルハウスを新規併設し植栽の売場とすることで必要な面積を確保している。
外観は、玄関扉と搬入用のシャッターをつけること以外は外壁屋根を黒く塗装するのみとしているがビニルハウスの壁も同様に黒色で構成し国道沿いに看板を兼ねた塀を周辺にも巡らすことで建物群としての一体感を出すよう試みている。
内部は、5mほどの大きなカウンターを用意することで花の販売場所と喫茶の販売場所を明確に分けつつも一体感を作り出す形とした。
素材感のある材料を中心にインテリアを構成し花との調和を図っている。
工事は施主主導の分離発注をして行われ、工事監理と分離発注のアドバイザーとして工事に関わっている。
喫茶しながら花を見ることができることでより花や植栽が身近になるような店舗を目指した。
北海道 栗山町
用途:
店舗
建築面積:
延床面積:
構造:
リノベーション
工事種別:
設計:空間工作所 施工:施主による分離発注